平成30年の年頭に当たり、
御製(ぎょせい)
その1首。
戦(いくさ)の日々
人らはいかに
過ごせしか
思ひつつ訪(と)ふ
ベトナムの国
昨年、天皇陛下が
ベトナムをご訪問になった事を詠まれている。
その時のエピソードについては、
私が手掛けた『
「(昨年)
戦後、
中には現地で家族を持った者もいた。
現地の家族とは離別した。
いわば、
その家族たちと面会されている。
…
お心を寄せておられる。
その中のひとりに、
ゴー・ザ・カインという男性がいる。
…
天皇陛下はそのことに
『日本人はとても勇気づけられたと思います』
それに彼は
『
と答えている。
皇后陛下は、お優しく
『日本のために祈ってくださったのですね』
それを聞いたゴー・ザ・カインさんは、
皇后陛下の御歌(
3首の中にも、次の1首がある。
「父の国」と
日本(にっぽん)を語る
人ら住む
遠きベトナムを
訪(おとな)ひ来たり
2首を並べて拝すると、
感慨のうたた切なるものがある。




















